LICHEN × MAME KUROGOUCHI

LICHEN × MAME KUROGOUCHI

雪景色をめぐる記憶を表現した繊細な香り

「MAME KUROGOUCHI」が「LICHEN」とコラボレートし、「LICHEN × MAME KUROGOUCHI」としてブランド初のフレグランスコレクションを発売した。

インターナショナルなブランドに包括的な提案を行うデザインスタジオ TERUHIRO YANAGIHARA STUDIOにより、2022年にフランス・アルルでローンチしたフレグランスブランド「LICHEN」。
嗅覚だけでなく視覚や聴覚などすべての感覚と共鳴し合う香りをデザインし、空間を可視化するプロダクトを展開している。

今回、「タイムレス」を追求する「MAME KUROGOUCHI Basics」コレクションに新たに加わったのは、「LICHEN × MAME KUROGOUCHI」のオードパルファム1種とキャンドル1種によるミニマルなラインナップ。
「Basics」のワードローブに立体的かつ有機的な広がりを与え、日常のひと時に寄り添いながら五感へと訴えかける。

その香りは、デザイナー 黒河内真衣子の記憶の深部に存在する、故郷長野の冬景色から生まれたもの。

暖が取られた室内から窓越しに眺める一面の雪景色。
音のない世界で洋服と肌の間に感じる微熱と、目線の先に広がる冷たさの奇妙な共存。
五感により記録された景色や温度、色彩が、アーティスト 和泉侃による設計で天然香料を用いた香りへと昇華された。

LICHEN × MAME KUROGOUCHI EAU DE PARFUM ¥46,200
LICHEN × MAME KUROGOUCHI CANDLEL ¥24,200

オードパルファムは、秋の七草である藤袴を手がかりにした白檀や沈香などの香木とスミレなどのブレンドに、「LICHEN」のオークモスを主体とした土のエレメントが融合。
キャンドルは、雪景色を思わせるミントやローズマリーなどの精油に、暖炉がもたらす優しさと温かみを伝えるソイワックスが用いられている。

凍てつく大地や揺らめく炎、湿った土といった冬の風景を内包し、自然がもたらす多様なレイヤーと記憶の精緻が表現された。

オードパルファムとキャンドルを包むのは、コレクションのために佐賀県有田で製作されたマットブラック一色の有田焼。
暗闇と響き合い、紙に落とされたインクの1滴のように静かな存在感を持って日常に溶け込む。

自然と身体感覚を共存させる、天然香料の複雑なレイヤー。
それぞれの記憶と共鳴し広がりゆく、静かな悦びを感じて。



MAME KUROGOUCHI ONLINE STORE
www.mamekurogouchi.com

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