Music|Petite Meller
永遠の愛に想いを込めた叙情的な音の重なり
南フランス出身のシンガーソングライターであり哲学者、そして作曲家でもあるPetite Mellerのニューシングル「Dying Out Of Love」をご紹介。
音楽を通じて傷を癒し、困難に打ち勝つ力を人々に与えたいという思いと共に、象徴的なチークや手に包帯を巻くというスタイルを貫くPetite Meller。
彼女は何年にもわたって、ヌーボ・ジャズ・ポップという独特な音楽を表現してきた。
よく比較されるのは、エレクトロニックなPaul Simonの「Graceland」や、「Bowish Nikka Costa」など。
Mellerは、ソルボンヌ大学で哲学の学位を取得した後に彼から刺激を受け、哲学的な要素を歌詞に取り入れるようになった。
今回披露された「Dying Out Of Love」は、Petite MellerのプロデューサーであるHYENAことAndreas Söderlundが妻へのプレゼントとして結婚記念日のために作曲したもの。
キャッチーで耳に残るアルトポップのメロディで知られる彼女は、今回自らオーク・ポップと名づけた新たなジャンルに挑戦。
ストックホルムを舞台に、40人編成のオーケストラとクラシカルなバラードをレコーディングした。
今曲の歌詞は、繊細な弦楽器に合わせ、別れと失恋を嘆くMellerの感情が込もっており、現代に生きる私たちにとってタイムリーな楽曲となっている。
「私たちの愛は芸術であり、芸術は永遠に私の愛である。それが私の望む愛。死が2人を分かつとも永遠に。誰かがこの歌を私に歌ってくれることを願っていた。私たちは皆、愛されたいと望んでいる。」と語るMeller。
今回披露されたミュージックビデオでも、その思いは反映されており異世界的で瞑想的、孤独で、はたまた不思議な心地よさを打ち出している。