MUSIC | Lunar Vacation

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青春時代を想起させる、晴れやかなギターポップ

アトランタを拠点に活動するギターポップバンド Lunar Vacationのデビューアルバム「Inside Every Fig is a Dead Wasp」をご紹介。

中学時代に出会ったリードシンガー Grace Repaskyとギタリスト Maggie Geeslinによって結成され、精力的な楽曲制作やライブ活動を通して知名度を上げていったLunar Vacation。シンセシスト Matteo DeLurgioとドラマー Connor Dowdの加入後に発表された2枚の自主制作EP「Swell」と「Artificial Flavors」は、批評家の注目を集めミリオン超えのストリーミング再生回数を獲得した。

2021年に音楽レーベル Keeled Scalesよりリリースされた今作は、アメリカのインディーロックバンド Grouploveのベーシスト Daniel Gleasonをプロデューサーに迎えた待望のデビューアルバム。

Rilo KileyやTame Impalaといった既存のインスピレーション源に加え、AlvvaysやBarrieなどからのモダンな影響が垣間見える、リラックスムード漂う作品に仕上がった。




収録曲「Shrug」についてボーカルのRepaskyは、「自己のアイデンティティーを掘り下げ、ノンバイナリーであることを認識する重要な瞬間であった」と語り、「思考パターンの再構築や偏見を取り除くことは生涯続く旅であり、その始まりを記した楽曲」と称している。




アメリカ西海岸のカルチャーにスポットを当てた「Mold」は、華やかな世界に生きる人々への感情と、そこになじみたいという願いの矛盾を描いた楽曲。
ロサンゼルスでの音楽フェスティバルに出演した際に感じた奇妙さや、インフルエンサーのライフスタイルへの混乱した眼差しを表現した。


晴れやかなサウンドで奏でられた、青春時代の緊張感や混然とした想い。
メロディアスなギターや躍動感のあるリズムが、心をしなやかに包み込む。



【“Inside Every Fig is a Dead Wasp” by Lunar Vacation】
Track list:
1. Purple Dreams no. 4
2. Peddler
3. Shrug
4. Where is Everyone?
5. Making Lunch (Not Right Now)
6. Cutting Corners
7. The Waiting Game
8. Mold
9. Gears
10. Anemone
11. But Maybe


WEBSITE:www.lunarvacationband.com
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