Lee Kwangho
異素材を編み込んだ、新鮮な作品群
アートディレクター 前田晃伸によるスペース PAAMAが、神楽坂にオープン。
その柿落とし展として、韓国のデザイナー兼アーティスト Lee Kwanghoによる作品展「Obsession」が、12月7日(土)まで開催中。
前田晃伸がプロデュースし、インテリアデザイナー 関祐介が内装・什器デザインを手がけたPAAMAは、自由自在に文化や領域の垣根を超えていくことを目指す新たなスペース。
和製英語の「パーマ」にその名を由来し、アートとプロダクトデザインの中間にあるような作品を中心に、アジア出身の若手作家を積極的に紹介していく。
1981年生まれのLee Kwanghoは、韓国のデザインシーンを牽引するアーティスト。
農業を営む祖父が身近な素材から日用品を手作りしていた記憶から、スタイロフォームやポリ塩化ビニル、鉄、陶土などの多様な素材を用いた幅広い作品を発表し続けている。
前田が韓国のソンスとハナンにあるKwanghoのスタジオを訪れ交流しながら実現した本展では、彼のシグネチャースタイルであるロープやケーブルを編み込んだシリーズの作品を展示。
Kwanghoの手によって編み込まれた作品群は、「Obsession(執着)」というタイトルの通り、彼の執着を表すような強烈な存在感を放っている。
また今展に合わせ、前田がアートディレクターを務めるTOO MUCH Magazineの編集チームが制作した展覧会の作品集が刊行。
前田がKwanghoのスタジオで作品やワークショップを撮影したものや、今回の展示作品を写真家 伊丹豪が東京で撮り下ろした写真群、Kwanghoのエクスクルーシブインタビューが掲載されている。
会場では展示作品の他、同作品集も販売中。
ありふれたものが魅せる、新たな表情。
Kwanghoの感性が織り成す、色とりどりの芽吹きを感じて。
PAAMA
www.instagram.com/paama_jp
【Lee Kwangho “Obsession”】
DATE:12月7日(土)まで開催中
※日曜、月曜、火曜定休
TIME:1:00pm~6:00pm
PLACE:PAAMA
ADDRESS:東京都新宿区矢来町160-1 サクラハウス神楽坂矢来町1階-B
ADMISSION FREE
WEBSITE:paama.jp