Henri Matisse

Top Photo:アンリ・マティス《リュート》1943 年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館
Top Photo:アンリ・マティス《襟巻の女》1936 年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館

Henri Matisse

巨匠が描いた生命のリズム

20世紀を代表する画家の1人 Henri Matisseの展覧会「マティス — 色彩を奏でる」が、POLA MUSEUM ANNEXにて10月27日(日)まで開催中。

アンリ・マティス《中国の花瓶》1922 年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館

1869年にフランス北部で生まれ、パリの美術学校などで学んだHenri Matisse。
1905年にサロン・ドートンヌに原色を多用した荒々しい筆致による作品を出品し、鮮やかな色彩を大胆に用いたそれらは「フォーヴ(野獣)」と評された。

1917年には制作拠点をニースに移し、地中海の明るい光のもとで室内に佇む女性画を数多く制作。
晩年には戦争や病など困難に見舞われながらも、油彩画やドローイングに加えて切り紙絵の手法を取り入れた作品を意欲的に創作し、挿絵本「JAZZ(ジャズ)」やロザリオ礼拝堂の装飾プログラムなども手がけた。

アンリ・マティス《襟巻の女》1936 年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館
アンリ・マティス《リュート》1943 年、油彩/カンヴァス、ポーラ美術館

本展では、その独自の色彩感覚から「色彩の魔術師」と呼ばれたMatisseが生涯を通して描き続けた室内画の名品、ポーラ美術館所蔵の「The Lute(リュート)」をはじめとした絵画5点と、晩年の傑作と言われる「JAZZ(ジャズ)」全20図を展示。

感情を直接的に表現する彼の制作スタイルは作品にダイナミズムを生み出し、色彩の配置やバランスはまるで音楽のように視覚的律動を感じさせる。

アンリ・マティス《道化師》『ジャズ』第1図、1947年刊、ステンシル/紙、ポーラ美術館

鮮やかな色彩によって奏でられる、躍動感あふれる生命のリズム。
巨匠が遺した、眩いパワーを受け取って。



HELLO DIAL
050-5541-8600



【Henri Maisse “色彩を奏でる”】
DATE:10月27日(日)まで開催中
※10月21日(月)休館
TIME:11:00am~7:00pm
※入場は6:30pmまで
PLACE:POLA MUSEUM ANNEX
ADDRESS:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html

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