Masafumi Sanai
静岡の何気ない風景を切り取った作品群
静岡市美術館にて写真家 佐内正史の写真展「静岡詩」が、8月27日(日)まで開催中。
あわせて、同タイトルの写真集が刊行された。
写真集「生きている」で鮮烈なデビューを果たし、日常の気配を捉えた作品が多くの共感を呼んだ佐内正史。
2003年に写真集「MAP」で第28回木村伊兵衛写真賞を受賞した後、2008年には独自のレーベル「対照」を立ち上げ、写真集の刊行を続けてきた。
さらに広告や雑誌、映画のスティル撮影の他、中村一義やくるりといったミュージシャンのジャケットワークなども数多く手がけている。
本展は静岡県内の風物を新たに撮り下ろした写真と、過去に撮影した写真とを織り交ぜて構成され、展覧会にあわせて刊行された写真集にはエッセイも収録。
写真が写真であることの意味や「表現しない写真」を正面から問い続けてきた佐内の眼に、自身が生まれ育った静岡はどう映るのか。
そしてその淡々とした瞬間を積み重ねた先には、時間も空間も超えた普遍性が立ち現れ、鑑賞者自身の経験へと繋がっていく。
何気ない身の回りの景色から浮かび上がる、普遍的な日常性。
それぞれの記憶の奥深くに眠っていた風景が、鮮やかに呼び起こされる。
SHIZUOKA CITY MUSEUM OF ART
054-273-1515
【Masafumi Sanai Photo Exhibition “静岡詩”】
DATE:8月27日(日)まで開催中
※月曜休館
TIME:10:00am~7:00pm
PLACE:静岡市美術館 多目的室
ADDRESS:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階
ADMISSION FREE
WEBSITE:shizubi.jp/event/7292/
【Masafumi Sanai “静岡詩”】
PRICE:¥2,500
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