韓国出身のデザイナー Sunghee Parkが手がける「OHROHEE」。
Sunghee自身がファッションを通じて一番長い期間を過ごした日本をベースとし、かねてより温めていたブランドが2025年秋冬シーズンからスタートする。

ブランド名は、韓国語で本質の姿を意味する「O-ROT-EE」と、希う（こいねがう）を意味する「HEE」を組み合わせた造語によるもの。
過剰な装飾やトレンドに頼らず、洋服そのものの本質を強く願い望むことをモットーにものづくりをしていく。

2025年秋冬のデビューコレクションは、ヴィクトリア時代を背景にした小説「Fingersmith」を原作とする韓国映画「The Handmaiden（邦題：お嬢さん）」からインスピレーションを得たもの。
和洋折衷の建築とファッション、東洋の端麗さと西洋の華麗さが調和し、エキゾチックな雰囲気が漂うコレクションとなっている。

また「Fingersmith」は、ヴィクトリア時代の「泥棒」を意味するスラングでもあり、自分の希望を実現するためにお互いを騙し合う主人公たちを象徴する言葉としても知られている。
真実を曖昧にさせる構造はコレクションにも落とし込まれ、メンズらしいデザインの裏にはフェミニンな要素が施された。

そしてSungheeが得意とするテーラードシリーズは日本の工場で仕立てられ、構築的でありながら隠されたディテールやカッティングによって、女性の芯の強さが美しく表現されている。

洋服の根本に重きを置いた、美しく繊細なウェア。
「OHROHEE」が切り開く、これからの歩みに注目して。



OHROHEE
www.instagram.com/ohrohee/



OHROHEE：
韓国・釜山出身で、90sの日本の前衛的ファッションブランドに影響を受けたSunghee Parkが手がけるファッションブランド。
洋服の本質を大切にした制作を目指し、東京を拠点に2025年秋冬コレクションよりデビューする。