MIKIO SAKABE 2022SS
削ぎ落とされたデザインに宿る美しい違和感
「MIKIO SAKABE」がウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会にて2022年スプリングサマーコレクションを発表。
ブランド15周年を記念する51体のルックが披露された。
「minimalism」のテーマを掲げ今コレクションに特に多く用いられたのは、前後が逆転したデザインやボックス型の直線的なシルエット。
後ろ身頃の仕様を前身頃にも取り入れたプルオーバーやシャツジャケットは着方をアレンジすることで、2WAYで楽しむことが可能。
装飾することに飽きたデザイナー 坂部三樹郎の意向を強調し、最低限までデコレーションを省いたアイテムたちがコンテンポラリーな表情を見せる。
また、違和感のあるクリエイションを繰り返し登場させる手法は、それが普通であるかのような錯覚を生み出した。
さらに、坂部が手がけるフットウェアブランド 「GROUNDS」の新作シューズや鮮やかな色彩のルックからは、「MIKIO SAKABE」らしいユーモラスなムードを感じ取ることができる。
デザイナーの心情が散りばめられたコレクション。
不自然さがもたらす新境地を堪能して。
MIKIO SAKABE
03-6279-2898