窓が招き入れた月明かりによって生み出されるさまざまな影への恍惚を、日本の伝統技術と職人の手によって唯一無二のフューチャリスティックなデザインへと昇華した今コレクション。

月光をイメージしたグレーや、月夜そのものを染め上げたようなネイビーに加え、夜の訪れを予感させる夕日のオレンジのカラーパレットがアイテムの全体を彩る。

環境負荷の少ないオゾン防縮技術が採用されたヴィーガンレザーのパイピングが陰影によるグラフィカルなコンポジションを思わせるコートやブルゾン、ドレスのシリーズはシワになりにくく、上品な光沢を実現。

また、コレクション内で異彩を放つカラフルかつサイケデリックなマーブルプリントは、世界でも京都の工場1社のみが擁する途方もない手作業と、職人の感覚と経験のみが可能にする柄構築によって施される。


ブランドのアイコンでもあるボタニカル柄は、アトリエの中庭で採集された金木犀の小花が主役となり、立体的なシルクジャカードやカットジャカード、ニットウェアで表現され、影や窓枠を想起させるグラフィックがプリントされた生地の上で軽やかに舞い踊る。

その他にも、女性の両手を解放するマルチポケットのスポーティなスカートバッグやグレーとゴールドのディテールが印象的なトレッキングブーツ、ブランド初登場の上品なキャットアイサングラスなど、フレッシュなエネルギーに満ちたアクセサリーがラインナップする。

さらに、野田祐一郎が撮り下ろしたコレクションルックや、奥山由之によって制作されたコンセプトムービーにも着目したい。


月夜の幻想的な光景を体現したコレクション。
窓から差し込む光と影の関係性に想いを馳せて。



MAME KUROGOUCHI
www.mamekurogouchi.com/