2006年に「何かユニークで特別なものを作りたい」という思いからFabrice PenotとEddie Roschiの2人によって設立されたスロー パフューマリー「LE LABO」。

彼らは日本独自の美意識である「わびさび」の概念を「未完成の美」と解釈し、経年変化を粋なものとして捉える。
また、自然と共にシンプルに生きることを提唱した「森の生活」の著者として有名なHenry David Thoreauの思想にも影響を受けながら、刺激的な現代のニューヨークの街から洗練されたスタイルを発信。

ブランドは10種類のフレグランスコレクションからスタートし、2007年にはマンハッタンの店舗に続き、東京・代官山に路面2号店をオープン。現在では世界中に160を超える販売拠点を設け、ブランドが誕生してから今年で15年目を迎える。

芸術性の高い香りを丁寧に作るためのラボをニューヨークに構え、原料の多くは香水の都と呼ばれる南フランスのグラース産のものを使用していることから、ブランドロゴには「GRASSE - NEW YORK」の文字が刻まれている。

パフュームの他に、キャンドルなどのホームコレクション、フェイスやボディケアなどのアイテムがラインナップ。

すべての香りの名前の後に続く数字は使われている香料の数を表し、例えばブランドのシグネチャーセントである「SANTAL 33」は33種類の香料をブレンドしている。一般的な香水に数百種類の香料が用いられていることと比べると、「LE LABO」はとてもシンプルでありながら創造性豊かなアコードを生み出していることが分かる。

ブランドを紐解くキーワードを3つご紹介。

1つは「クラフツマンシップ」。
手作業にこだわり、厳選された高品質な原料の調合からラベルの貼りつけまでを人の手によって行い、1つの作品へと昇華する。

2つ目は「フレッシュブレンド」。
日本では代官山と京都の店舗にラボが併設。作りたての香りが楽しめるよう、注文を受けてからエッセンシャルオイルとアルコール、水を調合している。また香調をリピートする場合にはレフィルサービスも行っており、長く愛用できるのも嬉しい。

3つ目は「パーソナライゼーション」。
日付やメッセージ、名前をその場で入れることができる、ラベルへの印字サービスを日本国内すべての店舗で実施している。製品によってはパッケージにも印字が可能で、大切な人へのギフトにも。

幅広いラインナップの中でも自宅にいる時間が増えた今、ホームコレクションの人気が高まっている。

「LE LABO」のキャンドルは大豆を原料としたソイワックスをベースに、ピュアコットンの芯を使用し、動物実験を行っていないなどのヴィーガン仕様。低温でじっくりと燃焼するため高濃度で均等な清香が最大60時間続き、モダンな佇まいのグラスは、置いておくだけでほのかに香りながらインテリアとしてもお部屋をアップデートしてくれる。

5月1日（土）より新たに発売した香り「ENCENS 9」の核となるのは、かつて金よりも価値のあったフランキンセンス（乳香）。
古代エジプトでは神に捧げる神聖なものとされ、日本でも昔からサシェに使われてきた歴史があるなじみの深い樹脂で、気管に作用しながら清々しい気分をもたらす。

また、アンバーやパチョリにクローブのスパイスがアクセントで添えられ、爽やかなサンダルウッドやムスクも入っていることから、太陽が照りつくような季節でも心地よく楽しめる。


タイムレスな美学とクラフツマンシップが息づく珠玉のキャンドル。
奥深い芳香が空間を満たし、心に静かな明りを灯す。

LE LABO
0570-003-770


WEBSITE：
www.lelabofragrances.jp