Top Photo:LA☆Fumiko Imano, 2015 ©2019 fumiko imano
fumiko imanoの個展「LA☆Fumiko Imano」が、KOSAKU KANECHIKAにて、10月19日(土)から11月30日(土)まで開催される。 2018年春夏コレクションより「LOEWE」のルックブックで作品を発表するなど、ファッションブランドとのコラボレーションでも活躍し、注目を集めるfumiko imano。 35ミリカメラで撮影したセルフポートレートを手作業で切り貼りし、双子のモチーフに仕上げたフォトモンタージュのシリーズを代表作としている。 日本人でありながら、幼少期をリオデジャネイロで、20代前半をロンドンで過ごしたimanoは、カルチャーギャップによる困難を経験。 アイデンティティーの揺らぎに直面した際に自身を元気づけ、没頭できるマジックのようなものとして誕生した双子のモチーフは、はさみで切って繋ぎ合わせたラインによってその虚構性が浮き彫りにされており、そうした彼女のプレイフルネスは鑑賞者にも軽やかに伝わる。
今展では、2015年出版の写真集「LA☆Fumiko Imano」に収録されたシリーズより27点を展示。 imanoの作品を象徴する双子のモチーフが、ロサンゼルスの自然や動物たち、またロサンゼルスらしいアイコニックなものをオリジナルな風景に変えていく、ユーモラスな旅の様子のドキュメンテーションとなっている。 思わず微笑んでしまうような、架空の家族写真。 苦悩を無邪気でノスタルジックな作品に昇華した、遊び心のきらめきを感じて。
KOSAKU KANECHIKA 03-6712-3346 【“LA☆Fumiko Imano” by fumiko imano】 DATE:10月19日(土)~11月30日(土) ※日曜、月曜、祝日休廊 TIME:11:00am~6:00pm ※金曜は8:00pmまで PLACE:KOSAKU KANECHIKA ADDRESS:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F ADMISSION FREE WEBSITE:kosakukanechika.com/exhibition/la☆/
90s以降の写真とファッションの関係性
ユーモラスに再構築された蒐集品たち
古典から翻訳された、甘美なおとぎ話
象徴性を孕んだ、リリカルな写真作品
サテライトイベントから3展示をセレクト
柔軟に混ざり合う有形とデジタルの境目
混沌の世界における多様なファッション
「ROPÉ」2024年春夏コレクションのルックブック第4弾
新しい場所になじんでいく変化の感覚
自由な姿で謳歌する、「GOLDWIN」と輝きのひと時
最新号の内容を紹介
春の京都で原点を辿る、注目の4展示
「CHROME HEARTS」の不朽のスピリットをたたえる、色鮮やかな肖像
「ROPÉ」2024年春夏コレクションのルックブック第3弾
優美な輪郭と自由な精神性が交わる、「GIVENCHY」のニュースタイル
多彩な創造と自然の調和が紡ぐ新たな価値
「ISSEY MIYAKE」が表現する、自然の中の見えない形
横浪修の作品集「Assembly Teshikaga」が「Lula BOOKS」より発売
杉咲花と「LOEWE」。浮かび上がるグラフィカルな肖像
のんアートブック「Non」が「Lula BOOKS」から発売
異物として見つめる、純真な世界
横浪修が語る、「Assembly Teshikaga」のパーソナルな記憶
動物と人間が共存するファッションの世界
杉咲花とエターナルな「黒」