TANAKADAISUKE 2025SS
透明な静けさの中に映る、相反するきらめき
「TANAKADAISUKE」が、2025年春夏コレクション「CLOAKED IN MYSTERY」を発表。
「おまじないをかけたようなお洋服で、自分の中にいるまだ見ぬ自分と出会えますように」。
そんな想いのもと、デザイナー 田中大資によって2021年秋冬コレクションより始動した「TANAKADAISUKE」。
2015年に大阪文化服装学院ファッション・クリエイター学科を卒業後、デザイナーブランドを経て独立した田中は、衣装デザイナーや刺繍作家としても活動し、2024年にはTokyo Fashion Awardを受賞した。
今コレクションは、深海の神秘的な一面を題材に、ファンタジーの中の現実的な側面を追求。
田中は2024年秋冬コレクションの展示会で訪れたパリのロマンチストかつ現実主義な面に共感し、これらを誇張した世界観を表現したという。
ブランドの特徴であるビジューは、ヴェールに包んでさらに刺繍を施すなど、新たな表現で登場。
ヘッドドレスや小さなビジューが散りばめられた繊細な総レースのドレス、波打つスパンコールが配されたアイボリーのセットアップ、立体感あるしずくが装飾されたドレスは、透き通ったクリアな空気をまとう。
また相反するダークな雰囲気の中できらめくのは、ブラックのハーネスや、甲冑のようなボディドレスの重厚な装飾美。
そして指先や顔周りを華やかに彩るアクセサリーは、「TANAKADAISUKE」がまとうエレガントなムードを加速させる。