2014年にデザイナー 小髙真理が立ち上げ、2023年秋冬コレクションより名称を変更して再始動したニットウェアブランド「ODAKHA」。

「The Unfamiliar Familiar」と題された今コレクションは、「見慣れたものの中に隠された新しい美」を探る問いかけから、視点の転換による意識の奥底にある感覚の目覚めに焦点を当てた。

そのアイデアの背景には、昼と夜という相反する時間の共存を描いた画家 René Magritteの作品「The empire of light（光の帝国）」（1954）がある。
現実と非現実が交差するその絵画のように、コレクション全体にもさりげない違和感が織り込まれ、日常に潜む未知の美しさがそっと浮かび上がる。

また、作家兼画家 大宮エリーとのコラボレーションによるシリーズも発表。
小髙は大宮の3つの絵画をそれぞれ異なる時間帯と結びつけ、1日の中に潜む情景の違いを表現した。
生命力あふれる筆致が「ODAKHA」の繊細なテキスタイルと融合することで、儚さと力強さが同居する視覚的かつ触感的な体験がもたらされる。

コレクションは、伊勢丹新宿店、銀座三越、高島屋各店舗などの百貨店およびMIDWEST、STUDIOUSの各店舗などのセレクトショップを中心に発売中。

見慣れたものから生まれる、不思議な違和感。
虚実のあわいを行き交う、未知の美を感じて。



ODAKHA
odakha.jp