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7 Things About You – Presentation Report “TOOGOOD” 2018AW

7 Things About You - Presentation Report
“TOOGOOD” 2018AW

注目のニューブランドが発表する、新たな装い

ワールドワイドに活躍する魅惑的なアップカミングブランドを編集部がピックアップし、
「7つの質問」を投げかけインタビューを行う企画「7 Things About You」。
今回特別編として、London Fashion Weekに潜入し、様々な角度からその模様をレポート。
以前紹介した、注目のニューブランドの新たな表情をお届けしていきます。

TOOGOOD 2018AW Presentation Report

前シーズンに引き続き、イーストロンドンに位置する「TOOGOOD」のスタジオで行われた2018年秋冬のプレゼンテーションは建物から什器までブランドの世界観が詰め込められていた。






入り口では赤いマグカップに注がれた花びら入りのティーとチョコレートが配られ、
奥に進むとカフェでリラックスした様に座るデザイナーのFayeとEricaが出迎えてくれた。
会場内のモデルが座っている椅子やキャンドル立てなど、細部に至るまでの全てを彼女達がデザインしており、一歩足を踏み入れるとデザイナーの頭の中を覗いた様な気分になった。










「TOOGOOD」と言えば、アウターウェアを中心に立ち上げられたユニセックスブランドで、
素材からタグに至るまで一切の妥協がない。素材も加工も贅沢にこだわりを貫かれている。

今シーズンも伝統的着物素材の西陣織や、ハンドメイドのボタン、ブランドには欠かせないイギリス産のカシミアや、折り紙つきなどのテキスタイルを使用。
さらに、背中に大きなアップリケを施したフェルトのジャケットはインテリアデザイナーのFayeだからこそ創り上げられた構築的なデザインで、飾っておきたいほど。
少しチャンキーなオーバーサイズに上品な辛子色のプレーンな手編みのカーディガンは、ニュースタイルとして発表され、多くの来場者の足を止めた。

1つ1つのピースには“The Baker Dress” などの名前が付けられおり、シーズンごとに少しづつシルエットがアップデートされているだけで、特に大きく変わることはない。
しかしそこがTOOGOODの圧倒的な強みだと感じる。
ファッションは流行ではない。自分らしく長く付き合える洋服が欲しい。そんな人のためのブランド。

今季のインスピレーション源は、“Organic Abstraction, Exploring Terrain, Geological index, Assemblages and reliefs, Biomorphic shapes.”。
とても抽象的なテーマだが、「私達のブランドはファッションという流れの早い業界で、時代に左右されない。独自の地形を築くのだ。」と続けられている。

さらに、モデルは文化やジェネレーションの垣根を超えていた。
それは誰が着ても美しく、私たちの提案するファッションとは世代を超えても楽しめるもの。という事を体現していた。








昨今、デザイナーが「オフファッションウィーク」を宣言したり、「1年のコレクションが多すぎてクリエーションが追い付かない」。と某有名デザイナーがコメントしたりと、ファッションショーの開催頻度について話題に上ることが多いこの時代だからこそ、「TOOGOOD」のブランドメソッドは彼女達のペースで納得のいくクリエーションを継続的に発表し続ける方法なのだろう。

最後に、プレスリリースにはこう書かれていた。

インテリアデザイナーとしての顔も持つ姉FayeはThinker(考える人)。
パタンナーとしての経験を持つ妹のEricaはTailor(服を仕立てる人)。


絶妙なバランスの2人だからこそ作れるブランドなのだと改めて思わされた、プレゼンテーション。
流行を追いかけるばかりではなく、自分らしいスタイルを持つ女性たちに向けて、是非注目し続けていただきたい。

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www.lulamag.jp/fashion/7-things-about-you/10/toogood

  • Fashion
  • 05.Mar.2018
  • by Saori Yoshida

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