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LOEWE Foundation Craft Prize 2019

LOEWE Foundation Craft Prize 2019
伝統と革新が生み出す、現代文化の逸品

「LOEWE」のクリエイティブ ディレクター Jonathan Anderson発案により創設された、「LOEWE Foundation Craft Prize」の2019年度受賞式が、東京・赤坂の草月会館で開催された。


「LOEWE Foundation Craft Prize 2019」審査員団

美的価値のある卓越したクラフト作品を表彰することで、優れた能力を持つ職人の支援や、現代文化への貢献を目的としている「LOEWE Foundation Craft Prize」。

セラミックや、ジュエリー、テキスタイル、ガラス、そして家具など、幅広い分野を対象とし、第3回目となる今回は、2,500を超える応募作品の中から29名のファイナリストが、1ヶ月以上かけて選出された。


Photo by Loewe Foundation



Photo by Loewe Foundation



Photo by Loewe Foundation



Photo by Loewe Foundation



Photo by Loewe Foundation



Photo by Loewe Foundation

この輝かしい舞台で大賞に選ばれたのは、日本人アーティストの石塚源太。
石塚は、京都を拠点に活動するアーティストで、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でも常設展示を行っている。

今回受賞した作品は、袋に入ったオレンジの形状をインスピレーション源に、石塚が得意とする漆使いの技法を用いたもの。
どのようなフォルムが、より漆の表情を引き出せるのか、思考を深めた結果たどり着いたユニークな発想から生まれた今作は、漆塗り特有の艶が放つ官能的な魅力と独創的なフォルムが、伝統的な技法を用いながらもモダンな佇まいを生み出している。


石塚源太 《Surface Tacitility #11》(2018)



大賞受賞者 石塚源太 《Surface Tacitility #11》(2018)

「彼の作品は歴史のある漆の知識を使いながら次世代の作品を作り出しました。
時代を感じさせないタイムレスな作品。例えば、この作品が3,000年前のものだたとしても、今のものだったとしても、あるいはこれから1,000年後の時代に生まれたものだとしても不思議ではないものでした。

若いクリエイターの方々にとって、過去をどのように現代に、将来のものに見せていくのかというところが素晴らしい課題だと思っていますし、彼はそれをうまく表現していたと思います。」と、Jonathan Andersonも、彼の作品が持つ新しいビジョンを高く評価した。

また特別賞2名には、スコットランド・エディンバラを拠点に活動を行うHarry Morganや、さまざまな国で園芸やガーデンデザインを学び、現在はイギリスをベースに活動する高樋一人が選ばれた。


ハリー・モーガン 《’Untitled’ from Dichotomy Series》(2018)



高樋一人 《KADO(Angle)》(2018)

Harry Morganが創出したのは、まるで重力の法則を逆転させたかのような神秘的な作品。
ガラス繊維のブロックの上に高密度のコンクリート塊を鎮座させた物体は、対照的な2つの素材が融合することにより1つの形状が作り上げられ、素材の間に強力な関係性を築き上げている。

高樋一人は、自身で栽培している有機物のみを使用。
今作品では、枝や草、アシを縫い合わせ、素材の成長や変化に伴って移り変わるフォルムを生み出した。

石塚の作品や、2つの特別賞受賞作品を含むファイナリストの作品は、赤坂の草月会館にある屋内石庭「天国」にて、7月22日(月)まで展示される。


古来の技術が現代のクリエイティビティと融合した作品群。
秀でたクラフツマンシップが形作る、現代文化の未来を感じて。


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【LOEWE Foundation Craft Prize】
DATE:7月22日(月)まで開催中 ※無休
TIME:10:00am~7:00pm ※金曜のみ8:00pmまで
PLACE:草月会館
ADDRESS: 東京都港区赤坂7-2-21
ADMISSION:無料
WEBSITE:sogetsu.or.jp

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