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Creators’ Notebook – 05

Creators’ Notebook
No.5 Di Gao

ファッションデザイナーが綴るノートの中身

若手デザイナーの登竜門として毎年開催される世界各地の卒業制作ファッションショーは、
ファッション界のあらゆる方面から注目を集めて止まない。
フレッシュなデザイナーたちが生み出す瑞々しいクリエイションは、時に人々をエキサイトさせる。

ここでは、そんな彼らの自由奔放な脳裏を覗き込むように、独自の個性や
クリエイティビティの軌跡が記されたノートブックに注目。
編集部が今、気になるクリエイターをピックアップし、インタビューを行った。

No.5 Di Gao




−はじめに、子どもの頃について教えて下さい。

私はとても自由で温かい家庭環境で育ちました。
幼い頃からほとんどすべての決断は自分で行い、両親は私の考えを尊重してくれました。
きっとその環境が、私自身を楽観的な人物に育て上げてくれたのだと思います。

−ファッションにはどのようにして興味を持ち始めましたか。

私は、子どもの頃から創作に対して強い熱意を持っていました。
なので、ファッションの大学を選んだのもごく自然な流れでした。

−どのようにして現在のスタイルを築き上げましたか。

すべてのデザイナーは、たくさんの苦悩の後に、独自のスタイルを見つけ出しているでしょう。
私も大学時代に多くの技術とアイディアの表現を追求し、それからハンドクラフトとクローシェ編みに興味を持ち始めました。伝統技術を取り入れモダンな作品を生み出すのは、とても素晴らしことだと思います。

−パーソンズ美術大学での学生生活についてお聞かせください。

私は中国の北京服装学院を卒業後、アメリカ・ニューヨークのパーソンズ美術大学に入学しました。
私にとって大学時代の思い出すべてが宝物です。
パーソンズ美術大学で最も印象に残っている出来事は、クラスメイトとスタジオで私のコレクションを仕上げたことです。
多くの才能あるデザイナーやそれぞれ違った感性を持つ人々が集まるクラスはとても刺激的で、一緒に作品を仕上げることは、実験のようでわくわくしました。
私たちはお互いのアイディアを交換し、より良いものをを作り上げようと必死に取り組んでいました。
その環境は作品を創作するにあたって、素晴らしい場所だったと思います。






−最新のコレクションについて教えて下さい。

パーソンズ美術大学のファッション・デザイン・アンド・ソサエティーMFA(美術修士)プログラムで製作した卒業コレクションは、 中国の伝統的な建築の装飾と機能のコンビネーションからインスピレーションを受けています。

最新コレクションでは、そのシステムを身体上に構築物として表現しようと考えました。
すべてのテキスタイルはワイヤーと編み糸で編んでおり、身体が動かせる伸縮性のあるものにしています。
また、人体の動きにより新たなフォルムが生まれるのも魅力です。

−作品を制作している中で、最もワクワクする瞬間はいつですか。

何百ものテキスタイルのサンプルを作って、その中で完璧なものを見つけ出した時。

−今まで影響を受けたデザイナーやアーティストはいますか。

デザイナーのIssey Miyakeと、アメリカ人の彫刻家 Ruth Asawa。

−休日はどのように過ごしますか。

読書や映画を観て過ごしています。

−次に挑戦したいことは。

ファッション市場のなかで、自分の作品に商品価値をつけること。

Di Gao:
北京服装学院を卒業後ニューヨークへ移り、パーソンズ美術大学のファッション・デザイン・アンド・ソサエティーMFA(美術修士)プログラムに入学。 在学中「DEREK LAM」にてインターンシップを経験。
独特なテキスタイルをベースに構築されるウェアは、人体を包みこむことによって不思議なフォルムを生み出す。
まるで芸術作品のように作り上げられた繊細なデザインは美しく、ファッション界から注目を集める。
@gaod_i

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